Cell computing

cell computing(セルコンピューティング)は過去に行われていた分散コンピューティングの1つ。NTTデータが提供していたサービスで、2005年2月16日にcell computing βirth(セルコンピューティング バース)プロジェクトが開始された[1][2]。しかし、収益の見通しが立たなかったため2008年3月31日に終了した[3]

一般から参加者を募り、BOINCを基盤とした分散コンピューティング技術を用いて、参加者の持つパソコンの遊休計算能力を利用する[2][4]。当初は参加者に貢献の対価としてポイントを付与し、商品等へ交換できるようにする計画があった[4]が、実現はしなかった。また、プロジェクトによってはそのPCの利用者に対する広告メディアとしての意味合いもあった[5]

  1. ^ 慶應大学、東亞合成(株)とインターネット型分散コンピューティングコンピューティングプロジェクト“cell computing® βirth/セルコンピューティング バース” を開始”. NTTデータ (2005年2月16日). 2020年3月28日閲覧。
  2. ^ a b 佐々木千之 (2005年2月16日). “NTTデータ、家庭のPCのCPUパワーをネットで結集する分散コンピューティングサービス開始”. ITmedia NEWS (アイティメディア). https://www.itmedia.co.jp/news/articles/0502/16/news111.html 2020年3月28日閲覧。 
  3. ^ cell computing βirth終了のお知らせ”. NTTデータ (2008年3月31日). 2008年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月28日閲覧。
  4. ^ a b cell computingについて”. NTTデータ. 2005年2月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月28日閲覧。
  5. ^ “アニメ制作にあなたのPCパワーを”. ITmedia NEWS (アイティメディア). (2005年3月1日). https://www.itmedia.co.jp/news/articles/0503/01/news069.html 2020年3月28日閲覧。 

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